この記事では報連相ができない時の対処方法について解説します。

どうしてもっと早く言わなかったの!?
看護師の皆さんの中には、報連相をした際にこのように怒られたことがある人もいるのではないでしょうか?



報連相ができないと思われたくない
報連相でなるべく怒られたくない
この記事ではこのような悩みについて解説します。
報連相ができない時の対処方法


報連相で大事なことは下記の3つです。
報連相で重要なこと
- 重要性の高いことは必ず報連相する
- 問題が生じる前に報連相する
- 先輩に報連相する際のルールを作っておく
重要性の高いことは必ず報連相する
報連相を必ずしなければならないのは重要性の高い事柄です。他のことに影響を与える事柄は重要性が高いです。
重要性の高い事柄
- 業務の進行に影響がでること
- 患者に影響がでること
- 他部署や他のスタッフに影響があること
これらの事柄の報告漏れがあると、先輩に叱責されやすいです。



どうして言わなかったの!?



こんな感じで怒られます。
業務の進行に影響のでること
業務の進行に影響の出ること
- 研修や勉強会などで途中で業務から抜けること
- 新たに追加の業務が発生したこと
- 自分ではできない業務の担当になっていること
患者に影響の出ること
患者に影響の出ること
- 患者さんの状態がいつもと違うこと
- 患者さんにインシデントおよびアクシデントが発生したこと
- 患者さんの転院や退院が急遽決まったこと
- 患者さんに検査や手術が必要になったこと
他部署や他のスタッフに影響のあること
他部署に影響の出ること
- 手術や検査など
- 転院や転病棟など
問題が生じる前に報連相する
報連相は問題が生じる前に行った方が良いです。問題が生じてから報連相を行う人もいますが、報連相のタイミングが遅い人と見なされます。



どうしてもっと早く言わなかったの!?



こんな感じで怒られます。
既に問題が生じてしまった場合は、事態が悪化する前に報告することが重要です。
先輩に報連相する時のルールを作っておく
報連相の際に、先輩にどうしても話かけづらい時もあるかと思います。そういった場合のためにルールを設けておくことをおすすめします。
先輩に報連相する時のルール
- 緊急性の高い場合は情報共有を最優先する
- 緊急性の低い場合は伝えたいことがある旨だけを伝えて時間をおく
- 他の先輩に頼れる時は他の先輩に頼る
一定のルールを設けておくことで、報連相がしづらい時にも機械的に対処できます。
緊急性の高い場合は情報共有を最優先する
緊急性の高いことの場合は、たとえ話かけにくくても情報を伝えるのが最優先です。先輩が怖いならなおさらで、伝えなかった時の方が怒られます。



伝えなかった場合、二重の意味で怒られます。
・先輩を避けたこと
・事態を報告しなかったこと



私に何か思うことでもあるの?
どうして相談しなかったの?
先輩に聞こえるように事実と結論を端的に伝えることがおすすめです。
事実と結論を端的に伝える
- 患者さんが転倒したので起こすのを手伝ってもらってもいいですか
- 患者さんの状態が変化しているので至急一緒に対処してもらっていいですか
- 緊急の〇〇が決まったので至急準備を手伝ってもらっていいですか
緊急性の低い場合は時間をおく
緊急性の低い場合は、一旦時間を置くことも大事です。この場合は、何時までに伝えるという期限を設けるようにするのがポイントです。
下記のように一声かけるのがおすすめです。
時間をおく際の声かけ
- 後で大事なことを相談してもいいですか
- 〇〇が終わったらお時間とってもらってもいいですか
他の先輩に頼れる時は他の先輩に頼る
どうしても特定の先輩に伝えづらい場合は、他の先輩を頼るのがおすすめです。頼れそうな先輩がいるならその先輩に頼りましょう。伝えにくい先輩に固執する必要はありません。
辛い時のポジティブシンキング


言葉の見方を変える
「どうしてもっと早く言わなかったの!?」という言葉は、最低限伝えた事柄に対処しようとしている言葉です。
本当に冷たい人は報連相したことに対処しようとすらしません。
本当に冷たい人の言葉
- 「は、そんなの私知らないから?」
- 「自分で何とかしたら?」
- 「え、だから?」
言い方はキツイですが、最低限の優しさはある言葉です。
辛い時は「とりあえず何とかしようとしくれてはいる」と考えるのがおすすめです。
まとめ


報連相ができないときの対処方法のまとめ
- 重要性の高いことは必ず情報共有する
- 問題になる前に報連相する
- 先輩に報連相する時のルールを決めておく
- 辛い時は言葉の見方を変えてみる
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